ヨーロッパのヴィーガンには常識 白い砂糖はベジタリアンでさえない事実

いつも使っている白い砂糖。
上白糖でもグラニュー糖でも。

それってヴィーガンどころか、ベジタリンでもない

って知ってるかな?

砂糖がベジタリアンでさえない?
なんで!?

と思うかもしれないが、これはヨーロッパのヴィーガンやベジタリアンには常識。

今回は、どうして砂糖がベジタリアンでないのか、その理由を紹介しよう。

砂糖の製造過程でつかわれる牛の骨

白い砂糖はどうして白いのか?
それは、製造の過程で不純物を取り除いている為。
不純物を取りのぞく精糖プロセスはいくつかあるが、その中のひとつに牛の骨を使ったフィルターが存在する。

このために、「白い砂糖はベジタリアン、ヴィーガンではない」と言われている。
私もこの事実を知った時は、度肝を抜かれた。

ヴィーガン、ベジタリアンの多いヨーロッパでは、この限りではないが、日本ではどうだろう。

砂糖の製造方法について書かれている、農畜産業振興機構というところのサイト。
そこには以下のように書かれている。

日本の精糖工場の多くは、図3に示すような工程を持っている。
この中で、着色物質を除去する工程としては、洗糖操作、炭酸飽充、骨炭濾過、脱色用イオン交換樹脂への通液、煎糖操作である。

中略

骨炭とは、動物の骨(脚など硬い骨の部分)を800℃以上の温度で蒸し焼きにして、完全に有機物を炭化し、炭素が炭として残った多孔質の粒状の黒色の物質である。
主成分はリン酸石灰で、その表面は炭素で覆われている。このため、骨炭は一種の天然のイオン交換体であり、脱色能と脱灰能(灰分のようなイオン性の物質を吸着する能力)を合わせ持っている。
参照 : 【農畜産業振興機構】

えっ? 食べてる砂糖、みんな牛の骨から出来た炭を通って出来たものなの?

これはベジタリアン、ヴィーガンでなくても少々ショッキングな話。
肉を食べる人にとっても、白い砂糖を食べるのをためらってしまいそう。

しかし、安心してほしい。
この骨炭を通すプロセスを通さない砂糖も存在する。

砂糖の原料は主に2種類 ベジタリアンが食べられる砂糖は?

砂糖の原料になるものは主に、
サトウキビ
てんさい

がメイン。

サトウキビから作られるケーンシュガー
てんさいから作られるビートシュガー。
ビートシュガーは甜菜糖のこと。

骨炭が使われて製造させる砂糖はサトウキビから作られるケーンシュガー。
なので、もしあなたがベジタリアンだったり、ヴィーガンだったら甜菜糖なら安心。

他にもヴィーガンが食べられる砂糖のかわりとなるものは、
ココナッツシュガー
メープルシロップ
アガベシロップ
コーンシロップ
米から作られるライスシロップ
デーツから作られるデーツシロップ

などがある。

ベジタリアンであればハチミツなども。

ブラウンシュガー、三温糖、黒糖など

✔ブラウンシュガーはどうなの?
と思うかもしれない。
白くないから精製されていない?
フィルターを通されていない?

ブラウンシュガーは、白い砂糖にモラセスを添加したもの。
モラセスは、糖蜜とも呼ばれ、白い砂糖を精製するときに出た副産物。
廃糖蜜とも呼ばれるらしい。

これもそもそもの添加される砂糖が、ケーンシュガーなのかビートシュガーなのかによって、ヴィーガンかそうでないかが決まってくるということ。

✔三温糖は、言ってみれば出がらし砂糖。
一番搾りの砂糖が、グラニュー糖など。
絞ったとあとの糖液には、まだ糖質が含まれている為、再び煮詰めるという工程を繰り返すたび、加熱でキャラメル化されて色が付くというわけ。
こちらもケーンシュガーかビートシュガーかによるだろう。

✔黒糖
いろいろ調べてみたものの、黒糖がヴィーガンか否かと明確に明記してあるものは見つけらなかった。

ただ一つだけ、Sheeseという企業のFacebookにこんなことが。

黒砂糖:サトウキビの絞り汁を煮詰めて作る黒褐色の砂糖で甘味料として用いる。
以下は骨炭使用の可能性あり。

Sheeseはロンドンでも売られているヴィーガンチーズのメーカー。

砂糖をめぐるイギリスのスーパーの努力

ベジタリアン、ヴィーガンの多いイギリスでは、こんな砂糖ひとつとっても大騒ぎ。
スーパーなど砂糖を扱う企業、砂糖そのものを作っている企業。
ベジタリアン、ヴィーガンの機嫌を損ねると、売り上げに影響する。

そのため、イギリスでは多くの企業が、骨炭を使わない砂糖を製造している。
ヴィーガンの消費者も、どんどん企業に質問して、
「お宅のシュガーはヴィーガンですか?」
と堂々と聞いている。

企業も大変だ。。

因みに、一般的にアイシングシュガー、粉砂糖は卵白が入っている可能性が高い。

こちらもイギリスのスーパーでは、
フェアトレード(1)
ヴィーガン、ベジタリアン、
kosher/コシャー(2)
であると明記している。

(1)フェアトレードとは、途上国が生産した食品を公平・公正な貿易で、正当な価格で購入するという貿易のシステム。
(2)kosher/コシャーとは、ユダヤ教の食事規制。

まとめ

いやいや、どうだね。
イギリスのベジタリアン、ヴィーガンパワーはスゴイね。
企業さえもこんなふうに動かしちゃう。

砂糖ひとつとっても世界のヴィーガンには大問題。
もちろん食べちゃいけないなんてことはない。
何を食べるかは、全くもってあなたの選択次第。
自分の体で、自分の人生。
自分で考えて生きていこう。
ただ、食べるものにはいつも感謝しよう。

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