
アガーゼリー人気ですね。
私自身そんなにアガー好きではなかったので、その人気にビックリ(*_*)しているところです。
レシピ作りの為、固さのテスト。
水ゼリーというものを作ってみましたが、想像していた以上においしく、口溶けがいいのに「!!」でした。
アガーはゼラチンがきらい、又は食べられないベジタリアンにとって格好の凝固剤。
又、水分を飲み込むのが難しい方への、嚥下食として使われているとか。
アガーはゼラチンと違い、室温でも固まります。
固まるまで待つ時間も短く、食事を作る側にも時短になるのでしょう。
今回はそんなアガーを使いレシピを作成。豆乳と黒糖のアガーゼリーを作ってみました。
簡単にでき、タンパク質が摂取できるスイーツ。
これはお正月に「おしゃれ和風デザート」として、テーブルに華を添えてくれる一品です。
豆乳のスイーツ 豆乳とギドニービーンズの黒糖アガーゼリー
豆乳は御存じ大豆製品。
大豆にはタンパク質が多く含まれ、アミノ酸スコアは100の優等生。
肉、魚を食べないベジタリアンにはタンパク質は必須でしょう。
今回はそこに、新たに別の豆、缶詰のキドニービーンズを使ってみました。
この豆乳アガーゼリーは、ベジタリアンにとってタンパク質がとれる簡単スイーツです。
固まる時間も短く時短でかんたん。流し入れる器を選べばオシャレな一品に。
アガーを使う時の注意点
アガーを使ってゼリーを作る際の注意点をまとめてみました。
✅固まらない
アガーが溶ける温度は90℃
これ以下で「溶けたかな?」と思っても、温度に達していなければ「固まらない」ことになります。
調理用の温度計があるおウチは少ないと思いまする
アガーを混ぜた液体は、弱火で「沸騰直前」まで温度を上げましょう。
✅ダマになりやすい
アガーは液体に混ぜる時、ダマになりやすい。
アガーは砂糖と良く混ぜたところへ、液体を加えましょう。
✅アガーを使う分量
アガーの液体を固めるのに必要な分量は、液体の1~2パーセント。
1グラム以下の、小数点で計量できる計りは専門的なものになってしまうでしょう。
そしてアガーの商品によって重さも違うと思います。
例えば調べた結果、ネット上にはこんなふうに出ていました。
しかし、私の手元にあるアガーは小さじ1/2で2gありました。
✅アガーゼリーを失敗なく仕上げるために
一番いいのは細かい1g単位で計量できる計りがあればいいのですが、それがない場合は下記の方法で。
アガーは常温でも固まる凝固剤です。
アガーを加えた液体を90℃以上に熱した後、大さじ1くらいをとって、小皿に流してみましょう。
皿の冷たさで温度が下がり、大さじ1くらいの液体はすぐに固まります。
そこで固さをみて調節。器なり、型なりに流しいれてあげるといいと思います。
又、水と砂糖のみのぜりーの場合と、濃度がある豆乳のゼリーの場合は、固まり方も違いますので、この方法はおススメです。
✅手早くしないと鍋の中で固まっちゃう
アガーの固まる温度は30~40℃。
鍋の中に入れたまま別のことをしていると、鍋の中で固まり、鍋を型とした大型ゼリーが出来てしまいます。
固さをチェックした後は速やかに型、グラスに流しいれてあげましょう
因みに、一度固まったアガーゼリーが溶ける温度は60℃以上だそうです。
それでは「豆乳とギドニービーンズの黒糖アガーゼリー」いってみましょう。
キドニービーンズ(小) | 正味135gありました |
砂糖 | 135g |
豆乳黒糖ゼリー | |
豆乳 | 250ml |
黒糖 | 大さじ3 |
アガー | 2g(私の場合は小さじ1/2でした) |
ピスタチオ(お好みで) | 刻んで少々 |
【作り方】
❶缶詰のキドニービーンズは柔らかければ、そのまま。
缶の汁を捨て、水でざっと洗い鍋に入れる。まだ固いと思った時は、弱火で水で煮る。
(今回の私がそうでした。缶の汁を捨て、かぶるくらいの水で、指でかんたんにつぶれるくらいまで茹でる)
❷水分を切ったキドニービーンズを鍋に入れ、豆と同量の砂糖を加える。
火にかけ、混ぜながら砂糖を溶かす。
砂糖が溶けたら日から下ろし、タッパーなどに移す。
盛り付けるグラスの底に、キドニービーンズを数個(動画では8個入っています)入れておく。
❸豆乳ゼリーを作る。
鍋に黒糖、アガーを入れ、良く混ざるように混ぜる。
そこに豆乳を加え、黒糖が溶けるようによく混ぜる。
❹弱火にかけ、沸騰直前の90℃まで熱する。
❺小皿に大さじ1ほどのゼリー液を流し、数分おいて固さをみる。
固さがOKなら、鍋にあるゼリー液を器に流しいれる。
❻ゼリーが固まったら、余っているキドニービーンズを3、4個トッピングとしてのせる。
❼刻んだピスタチオ、又はお好きなナッツ、緑の付け合わせをのせる。
まとめとポイント
このキドニービーンズの甘煮が入ることによって、ゼラチンよりも固めのアガーが合っていると思いました。
「豆+寒天」の、昔ながらの日本人感覚でしょうか。
甘く煮た豆とほんのり甘い黒糖豆乳がいいマッチング。口どけもいいです。
アガーゼリーは固くても好きという方は、純粋に液体の1~2パーセントのアガーを入れるといいと思います。
このレシピは柔らかめです。
お正月にあいそうなのは、やはり「トッピングの豆」の効果だと思います。
小豆でやろうかと考えましたが、トッピングには、ツヤツヤしたキドニービーンズの方が見映えがいいと思いました。
食べられる金箔などつけたら、もうゴージャス。お正月にぴったりです。
おせちなどを小鉢に少しずつ盛って、豆乳ゼリーとともにプレートで提供してあげると、今どきのお正月スタイルが表現できると思います。