
今日は12月24日。クリスマスイヴです。
イギリスやその他ヨーロッパ諸国では、一年の中で一番重要な行事。
世のお母さん達は、日本の大晦日さながらの忙しさになります。
クリスマスの為の買い出し、家の飾り付け、親戚などを迎えるために掃除。
イギリスでは、25日のクリスマスは、スーパーなどのお店も全て閉まり、バスや地下鉄も運休となります。
町中がしーんと静まり返る日。
私は以前、ホテル勤めをしている時、6年連続でクリスマス勤務となりました。
ホテルは365日、24時間開いてますからね。
ホテルということもあり、その日勤務する従業員は、ホテルの部屋に数人単位で缶詰め状態。
外に食べに行かれない宿泊ゲストのために朝食から夕食、ちょっとしたエンターテイメントまで提供します。
私はホテルに泊まって仕事するのが嫌だったので、当時の大家の息子の自転車を借りて、毎年クリスマスの6年間は自転車で通勤していました。
普段はロンドンバスがブンブン走って、自転車乗るのが怖い道路も、バスが走っていないし、車も少ない。
私にとっては、年に一度の好きな自転車に乗れる日でした。
そんなクリスマスを明日に控えた、今日のクリスマスイヴ。
今年最後の、ベジタリアンクリスマスディナーのレシピを紹介したいと思います。
今回は「マッシュルームストロガノフ」。ビーフストロガノフのベジタリアン版です。
マッシュルームストロガノフ
ご存知、ビーフストロガノフはロシアの有名な料理。
ロシア料理って気づいてないだけで、知っているものがいろいろある。
ヒーフストロガノフの特徴といえば、サワークリームを使う事。
今回のマッシュルームストロガノフにも使っていますが、さっぱり食べられるのがいいですね。
生クリームよりも重くなくていい。
米と一緒に食べるのも、私達日本人に合っているのではないでしょうか。
そしてサワークリームは生クリームよりも安い!
手に入るキノコ類を使って、結構「手をかけた感」のある一品が出来上がります。
マッシュルームストロガノフに使うキノコ
マッシュルームストロガノフに使うキノコ類は、何がいいのでしょう。
マッシュルームというから、マッシュルームなんじゃないの?
はい。そうですね。
でも、シイタケだって、シメジだって英語にすれば
「Shiitake mushrrom」、「Shimeji Mushroom」
となります。
今回私は、白い小さなボタンマッシュルームを切らずにコロコロとした丸のまま。
そしてブラウンマッシュルームはスライスではなく4つ切りにして使ってみました。
別にスライスにしたっていいけど。でも、
ゴロゴロとした感じがボリューム感を出してくれます。
日本では、シメジなどがマッシュルームより安くカンタンに手に入りますよね?
なのでシイタケ、シメジ類でもぜんぜんOKだと思います。
いろいろミックスした方がレストランクオリティーに近づきますよ。
今回も試食しましたが、「うまいな・・」と独り言ちながら美味しくいただきました。
キノコ好きには試してもらいたい一品です。
マッシュルームストロガノフ レシピ
ミックスマッシュルーム | 300g |
玉ねぎみじん切り | 100g |
にんにくみじん切り | 大さじ1/2 |
バター サラダ油 | 20g 10g |
水 ベジタブル固形ブイヨン | 200ml 1/2個 |
ウースターソース | 大さじ1 |
西洋マスタード | 小さじ1 |
パプリカ | 小さじ1/2 |
サワークリーム | 60~80g |
バターライス | |
バター | 炊いたご飯一合に対し10g |
【作り方】
➊ご飯は普通に炊く。
炊きあがったらバターを落とし、そのまま蒸らす。
バターが溶けたら全体を混ぜて、バターライスを作る。
➋ミックスマッシュルームは食べやすい大きさに切る。
マッシュルームだったら4つ切り、小さなものはそのまま、又は1/2に。
シメジなどは石づきを落としてそのまま。
しいたけは厚めのスライスにカット
➌フライパンを熱し、バターとサラダ油を加える。
キノコ類は強火で炒め、色と香りを出す。
キノコに色がついたら、火を弱め、中火にし玉ねぎのみじん切り、ニンニクを加え、焦がさないようにしんなりするまで炒める。
➍水とベジタブル固形ブイヨンを加える。
マスタード、ウースターソース、パプリカも加え、ひと煮立ちさせ、2分煮る。
➎火を止めてから、サクリームを加え、味見をして、塩コショウで味を整える。
➏皿にバターライスを盛り、マッシュルームストロガノフをかけ、好みで刻んだパセリ、色味でパプリカをふる。
マッシュルームストロガノフ ポイントとまとめ
上手につくるポイントをいくつか。
☑マッシュルームは強火で香りと色をつけましょう。
マッシュルームはフライパンに入れた時に「ジュッ」と音がするくらいの方がいい。
なので、先に玉ねぎを入れてしまうと焦げてしまいます。
先にマッシュルームに色を付け、その後、火加減を落としてから玉ねぎとニンニクを入れる。
又は、一度強火で炒めたマッシュルームを取り出す。
玉ねぎ、ニンニクを炒めて、その後マッシュルームを鍋に戻すのでもいい。
☑サワークリームは火から下ろしてから加える。
煮えているところにサワークリームを入れると分離してしまいます。
サワークリームを加えるのは最後。
サワークリーム以外の材料に火が入ったら、フライパンを火からおろし、そしてサワークリームを加えるようにしましょう。
最後の味見、塩コショウも忘れずに。
☑色味に工夫して
マッシュルームは一度火を入れると、茶色なジミーな色になってしまいます。
仕上げにパセリの刻んだものの緑色。しあげにふるパプリカの赤色など、盛り付けにも気を使ってみてください。
ちょっとした緑の野菜をゆでて添えても、サラダをちょっとつけてあげても、また見た目が良くなりますので、いろいろ工夫してみてください。