ジャム作り 果物があまったら「食べちゃわなきゃ」の前にやってほしいこと

手作りジャム

イギリスには、
「ジャム作りが趣味」
という人がけっこう多い。

スーパーなど店で売っているジャムの種類も、
日本より多いだろうし、マーケットなどでも、
よく自家製ジャムを売っているストールがある。

これから夏から秋にかけ、
旬を迎えるフルーツもあるだろう。

「果物をたくさんいただいた」
なんて時は、生で食べるのはもちろんだが、
食べきれないと思った時は、
ジャムを作ってみると良いだろう。

ジャム作りは難しそうに見えて、結構カンタン。
材料もフルーツと砂糖だけである。

ジャム作りに合うフルーツは?

ジャムにするのにフルーツなら何でもいい、
というわけではなく、
ジャム作りにあうフルーツがいい。

では、
ジャム作りに合うフルーツは、
どんなものだろう。

それはペクチンを多く含んだフルーツだ。
ペクチンを多く含んでいないと、固まらない。

ペクチンを多く含んだフルーツは、

りんご、
すもも、
ブラックベリー
ぶどう
かりん

そして柑橘系のフルーツ、

レモン
オレンジ
グレープフルーツ
などの皮
に多く含まれている。

マーマレードなどは
皮ごとジャムにすることを見ればわかるだろう。

ペクチンが少ないとジャムに出来ないのか?
そんなことはない。

よくあるイチゴジャム。
イチゴはペクチンの含有量が多くない。

ではどうやってペクチンの少ないフルーツを
ジャムにするのか?

それは、
「ペクチンの多いフルーツを一緒に使ってジャムにする」
「ペクチンを添加する」

ことでジャムにすることができる。

イギリスはジャム作りがポピュラーなので、
「ジャムシュガー」という、
ペクチンが加えられた砂糖が、
普通にスーパーに売っている。

これを使えばペクチンの少ないフルーツも
ジャムにできる。

通販などで手にはいるだろうが、
ムリして買わなくても、
ペクチンの多いフルーツと一緒に使えば大丈夫。

たとえばリンゴ。
他のフルーツとあわせても、邪魔はしないし、
主張も強くないリンゴは使えるフルーツ。
そして、レモンは、どのフルーツにも合うだろう。

手作りジャム 成功のポイント

ジャムは、フルーツと砂糖を煮て作るものだが、
ジャム作り成功の秘訣は、

煮ていてちゃんと
マジックポイントの温度まで
上がったかということ。

そして、瓶につめる前に、
固まるかどうかテストすることが必要だ。

ジャムが固まると言われているのは、105℃。
この温度までしっかり煮詰めること。

水の沸点は100℃なので、
水だけだと100℃以上には上がらない。

100℃を超すのは砂糖が入っているため。
しっかり調理用の温度計を使って、
火を止める前にチェックする必要がある。

マジックポイントの105℃を超えたら、
瓶に詰める前に、
ちゃんと固まるかチェックしよう。

冷蔵庫に2、3枚の小皿を入れてから
ジャム作りを始めよう。

フルーツと砂糖を煮て、
マジックポイントに達したら、
冷蔵庫に入れておいた小皿に、
小さじ1杯くらいの、煮あがったジャムを乗せ、
冷蔵庫に戻す。

ジャムが十分冷えたら冷蔵庫から取り出し、
小皿にのせたジャムの横から、
指でそっと押してみる。
ジャムにシワが寄ったら固まる証拠。

シワが寄らずに、流れてしまったら
煮詰め方が足らない。
もうちょっと煮てみよう。

保存する瓶は、熱湯で煮沸して、
オーブンで乾燥させる。

煮沸した瓶は熱いので気を付ける。
軍手があるといいと思う。

よく
「貰い物の手作りジャムにカビが生えた」
というのも聞く。
こういうことを防ぐためにも、煮沸はしっかり。

せっかく自分で作ったジャムが
食べられなくなったら
くやしいではないか。

オーブンでしっかり乾燥させたら、
口の広い、ジャム用のジョウゴがあると
瓶詰しやすい。

スプーンやお玉で入れると、
瓶の口にジャムがついて汚れやすい。

瓶の口まで詰めたら、厚いうちに、
しっかりフタを閉める。
これで出来上がり。

手作りジャムはちょっとしたプレゼントに最適

ジャムは、手作りのプレゼントとしても
結構いいかも。
カワイイ瓶などを選べばなおさらいいだろう。

よくヨーロッパでは、国同士、学校同士で
生徒の交換留学が行われるそうだ。
パリに住んでいる家族の子供、
ロンドンに住んでいる家族の子供。
子供同士が、お互いの家族に世話になる。

そんなとき、
「うちの子がお世話になります。
どうぞよろしくお願いします。」

ということで、親はお土産を持たせるそうだ。

私の以前の大家は、
パリからの交換留学生を受けた時、
相手の親から、手作りのジャムをもらったそうだ。

なんともヨーロッパっぽくていいなぁ。
と思ったものだ。

日本の夏は酷暑なので
手作りの物をプレゼントするのは心配
かもしれない。
しかし、秋や冬なら大丈夫だろう。

秋の旬のフルーツを使ってジャムを作り、
プレゼントするのもいいかもだ。
お金をかければ良いってもんじゃない。
作りジャムはコストはかからないが、
結構
「わあ、手作りのジャム?」
的な驚きがあるのでは、
と自分は思っている。

「どんなフルーツをあわせようか、
どんな味になるかな?」

など、作るのも楽しい。
食べるのも楽しい。
けっこうおススメのホームメイドである。