グルテンフリー、ビーガンで作るイギリス菓子 ローズマリーショートブレッド

グルテンフリー、ビーガンのレシピ作りを相変わらず進めている。
今、手を付けているのは、イギリス菓子。

せっかくロンドンに住んでいて、イギリスにお世話になっているのだ。
「まずはこれから」
と思って手をつけてみたが、今となっては、一番難しいものから手を付けてしまった。

グルテンフリー&ビーガンのイギリス菓子。

「ビーガンだけ」
「グルテンフリーだけ」

ならなんとかなる。

しかし、
グルテンフリー、ビーガンはすっごく難しい。
いや、形にはなる。
でも、味、見た目、食感が自分の満足するものに届かない。

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一番難しいのは、「食感」だとつくづく思う。

イギリス菓子は素朴だが、
バターと小麦粉の風味が感じられる美味しいものが多い。

ショートブレッドやスコーン。
シンプルだが、いや、シンプルだからこそ素材の味が感じられてウマいのだ。
これは味というより「風味」といっていと思う。

ショートブレッドはバターの風味が感じられ、サクサクとした食感が身上。
スコーンは、ポロポロとした生地。
あまり甘くはないが、ジャムとクローテッドクリームを付けるだけで、こんなにおいしい。

「スコーンは大好き」というイギリス人は多い。
職場のデイビッドは、体の大きなイギリス人青年。

仕事でスコーンを焼いて、
「デイビット、スコーン食べる?」
と聞くと、決まって
「I love scones/ボク、スコーン大好き」
と返事が返ってくる。

2人で焼きたてのスコーンにジャムとクローテッドクリームをたっぷりつけて食べるのだ。

少し温かいスコーンに甘味のあるジャム、
冷たく甘味はなく、だがコクのあるクローテッドクリーム。

この組み合わせが最高なのではないかと。
それぞれ、テクスチャー、温度の違う3つのものを、いっぺんに口にいれる。

「おいしく感じる味」というのは、「味そのもの」では決して成り立たないとスコーンは教えてくれている。
スコーン、奥が深いぞ。。

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さて、美味しいと感じるには、食感がとても大事。
「味」「食感」は切っても切り離せない。

特に私はテクスチャーオタク。
タイクツな食感のものがおいしく感じられない。

この点をグルテンフリーで再現するのが難しい。
なぜなら、グルテンフリーはご存知のように、口当たりがボソボソ。

腰のないうどんが不味いように、
ボソボソの口当たりの焼き菓子がウマいわけがない。

そこをどうにかするのが難しかった。
もう何度も挫折しかけた。。

まず、普通に作ってOKだったのが、ショートブレッド。
米粉、グラムフラワー、ソルガム粉、コーンミールと粉の種類を変えて作ってみた。

それぞれの粉には、その粉の特徴がある。
作るお菓子によって、合う粉も変わってくるだろう。

今回はイギリスらしく、ハーブを混ぜ込んでみた。
ローズマリーのショートブレッド。
(トップの写真)

イギリスでは、「ショートブレッドは白く仕上げる」と言われる。
小麦粉とバターたっぷりの普通のショートブレッドはバターの色でアイボリー色だ。
でも、へんに焼き色などはつけてはいけない。

出来上がったグルテンフリー、ヴィーガンのショートブレッドはザクザクでいい感じ。
ローズマリーの香りで、すっきり感がある。

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ハーブは、肉魚、野菜料理以外に、お菓子作りにも使われる。
フルーツとの相性もいい。

イギリスはハーブを多用する。
種類も、ものすごく多い。
ミントだけでも50種類くらいある、とマーケットでハーブを売っていた、おっちゃんが話してくれた。

ちなみにイギリスの代表的なハーブというものがあるそうな。
これは若き頃、NHKラジオの基礎英語を聞いていた時に知った。

サイモンとガーファンクルの「Scarborough Fair/スカーボロフェア」
タイトルは知らないかもしれないが、曲をきけば「ああ、これ」とあなたも思うはず。

その歌詞の中に出てくる「パセリ、セージ、ローズマリー、タイム」が、イギリスの4大ハーブだと、基礎英語の講師は話していた。
スカーボロとは、イギリス、スコットランドに近いヨークシャーにある、街の名前である。

このスカーボロフェアを、どうしてアメリカ人の、サイモン&ガーファンクルが歌っているのかは分からない。
知っている人がいたら教えてほしい。

せっかくなのでハーブのことを書くと、

パセリは御存じだろう。

セージ/Sageは、ビロードのような葉をした、ちょっぴり苦みのあるハーブ。
よく、パンプキンなどと一緒に使われる。
ほんのり甘いかほちゃやパンプキンと、苦みのあるセージは、良いコントラストになる。
クリスマスが近づくと活躍する、冬のイメージのあるハーブ。

ローズマリー/Rosemaryは濃いグリーンが美しい、ヤニの香りのあるハーブ。
私は昔、あまり好きではなかったが、今は窓際において育てている。
肉はもちろん、ローストした野菜などと合う。
今回私は、ショートブレッドに刻んで使ってみた。

タイム/thymeも実に種類が多いハーブ。
肉、魚、野菜に使われる。
レモンタイムという、レモンの香りのするものもあり、デザートに使われたりしている。

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さて、レシピ作りに話を戻そう。
イギリス菓子といえば、あとは何が有名だろう?
前述したスコーン。
これは外せない。

さあ、次はグルテンフリー、ヴィーガンのスコーンのレシピ作りに挑戦。
どうなるだろうか?