卵なし、乳製品なし、グルテンフリーのバナナブレッド

こんにちは、はまちゃんです。

今の世の中、ベジタリアンやビーガンのような生き方によって、ある種類の食べ物を自分の意志で制限する人たちも増えきている。

その一方で、アレルギーにより、ある特定の食品を食べられない人達も多い。

今回はアレルギーを起こしやすい品目、「卵」、「乳製品」、「グルテン」を避けたお菓子を作ってみたので、紹介したいと思う。

日本における食物アレルギーのトップ3

日本における食物アレルギーを起こしやすい品目トップ3は、

鶏卵
乳製品
小麦粉

だそうだ。

これは日本に限られたことではなく、自分が現在住んでいるイギリスでも同じように感じる。

ケータリングの仕事をしていると、以前から多かったベジタリアンに加え、

完全菜食のビーガン」、
「卵なし」、
「乳製品なしのdairy free(デイリーフリー)」、
「グルテンなしのgluten free(グルテンフリー)」

などの要望がここ数年多くなってきている。

先週の仕事でも、メニューの中にビーガン、グルテンフリーが多く含まれ、1つの品目を普通のバージョンとグルテンフリーバージョン2つ作らるばならず、結構な手間だった。

料理はいいとしても、大変なのはデザート物。
焼き菓子系は、必ずと言っていいほど、卵や、バターなどの乳製品、小麦粉が必要だからだ。

そんなわけで、今回は自分の仕事の為もあり、いろいろ試作。
卵なし、乳製品なし、小麦粉代替品で成功しそうな『バナナブレッド』を作ってみた。
2回目の試作で、「まあ、いいだろう」と自分でOKを出したレシピである。

 

食物アレルギー対応のお菓子

前述したが、焼き菓子に、卵、乳製品、小麦粉はつきもの。
それをどうやって、「卵なし」「乳製品なし」「グルテンフリー」とするのか。

まず、

✅卵は入れない。
卵は焼き菓子の中で、膨らませる力、そしてその他に、それぞれの材料をまとめる働きもある。
その役割を代替するのはバナナ。

✅バターなどの乳製品の代わりは、植物性100セーントのマーガリン、またはサラダオイルや白ゴマ油。
バターの代わりに液体のオイルを使うとしっとりしたスポンジに仕上がる。

✅小麦粉の代わり。
今回、小麦粉の代わりになりそうな、グルテンフリーの粉を買ってみた。
その中で、バナナブレッドに使ってみようと思ったのは、グラムフラワーというもの。

 

 

グラムフラワーとは?

グラムフラワーとは、英語でチックピー、日本語でひよこ豆といわれる、豆を挽いて粉状にしたもの。
インド料理によく使われるものである。

グラムフラワー(ひよこ豆粉)は、基本100%ひよこ豆のグルテンフリー。
しかし、工場での製造工程において、他の製品からのグルテンが混入している可能性もある。
ウチには既に普通のひよこ豆粉があったものの、あらたにグルテンフリーのものを買い求めてみた。

日本でも、数種類のグルテンフリーのひよこ豆粉がてに入るらしい。
興味のある方は探してみるのもいいだろう。

 

ひよこ豆粉を使うメリット

ひよこ豆粉のなにがいいのか。
どんなメリットがあるのか。

ひよこ豆粉は、グルテンフリーだからいいというだけではない。
ひよこ豆粉を使うメリットは、

豆から出来ているので、タンパク質を含む。
低GI値

ということ。
このサイトでは、ベジタリアンのレシピも公開している。
肉や魚を食べないベジタリアンやビーガンにとって、ひよこ豆粉は小麦粉を使うよりベネフィットがあるだろう。
そして低GI値。
糖の上昇を緩やかにする低GI値のひよこ豆粉は、糖質制限の生活をしている人にも有難い食品となる。

 

ひよこ豆粉のデメリット

では、ひよこ豆粉を使うデメリットは何だろう。
すべてのひよこ豆粉がそうとは思わないが、「豆臭い」と感じる人もいるようだ。

今回私はひよこ豆粉をそのままペロッと舐めて味見してみた。
原料は豆である。
味が濃い、既に味がついている。そして豆の匂いがする。

これを、
バターや卵を使わない風味のない焼き菓子に、風味付けが出来てラッキーと思うのか、
豆臭くて、どうしようと思うのかは、あなたの力量次第。

豆の匂いがキツイのだったら、シナモンなどのスパイスや、フルーツやナッツの風味をきかせて臭さをなくし、味だけいただいてしまうという考え方もできる。

ちなみに今回私が作ったバナナブレッドは、豆臭さは感じなかった。

それではさっそくレシピにいってみたい。

【材 料】パウンド型1つ分

ブラウンシュガー70g
サラダオイル75g
バナナ2本(約200g)
ココナッツ40g
オーツ30g
ひよこ豆粉100g
ベーキングパウダー小さじ2(約9g)
ひとつまみ

※なお、ブラウンシュガーでなく、グラニュー糖、ココナッツもオーツもいれないプレーンなバナナブレットについては、「まとめ」で書いているので読んで欲しい。

【作り方】
➊パウンド型にベーキングシートを型に合わせ敷いておく。
オーブンを170℃に余熱。

➋ボールにブラウンシュガーとサラダオイルを合わせ、良く混ぜる。

➌バナナをフォークでマッシュする。
ブラウンシュガーとサラダオイルのボールに加え良く混ぜる。

➍ココナッツ、オーツを加える。

➎塩一つまみ、ひよこ豆粉、ベーキングパウダーを加え、混ぜる。

➏ベーキングシートを敷いたパウンド型に流し込み、トントンと底を軽くたたきつけ、型の中の生地をならす。

➐170℃に余熱してあるオーブンに入れて、25~30分焼く。
バナナブレッドの正面に良い焼き色が付き、表面を触って弾力があり、竹串を刺して何もついてこなければ焼き上がり。

➑ラックにのせ、粗熱をとる。
十分に冷めてからカットする。

 

まとめとポイント

このバナナブレッドは卵が入っていない分、普通のパウンドケーキよりは膨らまない。
もっと膨らませたい方はペーシングパウダーを余分に入れても良いかもしれないが、ベーキングパウダーは必要以上に使いたくないという方は、小さじ2でOK。

プレーンのバナナブレッドについて
今回は風味付けという意味、そして私自身がココナッツとオーツが好きなもので合わせてみたが、入れなくても十分できる。

ブラウンシュガーでなく、グラニュー糖。
ココナッツもオーツも無いんだけど、という方はプレーンで焼いても十分おいしい。
小さな子供にはこっちの方がいいだろう。

私はプレーンの方には、シナモンを小さじ1/2程加えた。

ひよこ豆粉を使ったバナナブレッドいかがだったろうか。
卵や乳製品のアレルギーがある子供をもつ母親は、他人事ながら大変だと思う。
日本は和菓子があって、本当によかったとヘンな感慨に浸ってしまったのも確か。

卵や乳製品、グルテンのアレルギーがある子供になにかおいしいお菓子を、と考えているならぜひ作ってみてほしい。
ボール1つで出来るのもお手軽だ。

お母さんが自分を思って作ってくれたお菓子、買ってきたどんなケーキよりもおいしいことだろう。