卵なし、生クリームなし アイスクリームなしの『小倉アイスの作り方』

アイスクリームがおいしい季節になってきた。
ウィルスの自粛生活のため、時間があるので今年はなぜかアイスクリームの試作を良くやっている。

今回はそんな中でできた、

『卵なし、生クリームなし、アイスクリームメーカーなしの小豆を使った小倉アイス

を作ってみた。

うちには、わざわざアイスクリーム作りにしか使えないアイスクリームメーカー(マシーン)はないし、買うつもりもない。
なんとか、氷のように固くならないものを色々と試作中だ。

アイスクリームメーカーなしで作るアイスはどうなのか。
なぜ、市販のアイスクリームは柔らかく、舌触りがなめらかなのか、その辺も考えながら書いていきたい。

どうしてアイスクリームメーカーが必要なのか

ホテルやレストランで働いていた時は、当然ながら、キッチンにアイスクリームメーカーはあった。
昔からあるタイプは、出来たアイスクリーム液、バニラの場合はカスタード液になるのだが、それを回しながら凍らせていくというもの。

そしてもうひとつは、出来たアイスクリーム液を機械専用、円柱状のステンレス製の容器に入れて冷凍。
その後、機械にかけてる。
上から2つの刃がついたブレードが回転しながら容器の中に入っていき、かき混ぜながら底まで移動していく。
というものだ。

私が見て、使って、知っているのはこの2種類。

家庭用に売られているのは、前者。
アイスクリーム液をかき回しながら冷凍していくというタイプだろう。

しかし、アイスクリーム作りにしか使えない機械を購入するのも考え物。
どうにか、機械なしで家庭でアイスクリームは作れないだろうか。

手作りアイスクリームをなめらかにするコツ

そもそもどうして市販のアイスクリームは舌触りが滑らかなのか。
それは、市販のアイスクリームは空気をたくさん含んでいるから。

上記の2種類のアイスクリームメーカーの働きを見ればわかるだろう。

なので、家庭で作る場合もこの「空気を含ませる」という作業が、おいしいアイスクリームを作るコツだ。

では、どういう方法で空気を含ませることができるのか。

一旦凍らせたアイスクリーム液を、フードプロセッサーで攪拌。空気を含ませてあげる。
これは、アイスクリームメーカーの仕事を、フードプロセッサーで代用したやり方。
しかし、アイスクリーム作り専門の機械ではないので、アイスクリームメーカーとまったく同じようにはいかない。
でも、かなりいい。

フードプロセッサーがない場合は、冷凍途中で、数時間おきに何度もかき混ぜる。

では、フードプロセッサーがないと滑らかなアイスクリームは出来ないのか?

そんなこともない。
実際、私のいくつか試作したアイスクリームはフードプロセッサーを使っていないものもある。

冷凍後、フードプロセッサーにかけない為に、冷凍前に空気を含ませてあげること。
それには、

泡立てた生クリームをあわせ、冷凍する。
泡立てた卵白を合わせ冷凍する。

というやり方がある。

卵白を泡立て合わせて作るというやり方はやったことがないが、
生クリームを泡立てて作ったアイスクリームは、たしかに滑らか。

生クリームで作った抹茶アイスクリームは試食した友人、その子供らにも大変好評だった。

なので、あなたがもし簡単になめらかなアイスクリームを家庭で機械なしで作ってみたければ、
この方法が一番失敗もなく、又おいしいアイスクリームを作る方法だと思う。

しかし、今回
の小豆を使った小倉アイスクリームは、生クリームを使っていない。
理由は、さっぱり味に味にしたかったから。

卵も使わず、牛乳ベースで作ってみた。
それでいて、氷のようにカチカチに固まらない小倉アイスを目指した。
興味のある方は、レシピを読んでみてほしい。

卵なし、生クリームなし、アイスクリームメーカーなしの小倉アイス レシピ


【材 料】

牛乳300ml
コンデンスミルク100g
コーンスターチ大さじ1 1/2
大さじ1 1/2
ゆであずき(市販)100g
【作り方】
➊鍋に牛乳とコンデンスミルクを計量して合わせる。
小さなボールにコーンスターチと牛乳を合わせ、よく混ぜ、コーンスターチを完全に溶かす。

コーンスターチと牛乳を混ぜたものを、牛乳とコンデンスミルクの入った鍋に加え、良く混ぜる。

➋鍋を弱めの中火にかけ、とろみがとくまで火にかける。
とろみがついたら火から下ろし、鍋を冷水につけ冷ます。

市販の小豆の缶詰を加え、ハンドミキサーでよく混ぜる。
3分ほどよく混ぜ、気泡ができてきたら、冷えた容器に入れ冷凍する。

➌アイスクリームを盛る器も、冷蔵庫に入れ冷やしておくと良い。
凍った小倉アイスをスクープし、冷えた器にもる。

アイスクリームバーのようにしたければ、トップ写真のように型にいれて冷凍するといいだろう。

出来上がり、まとめとポイント

さて、出来上がりはどうなっただろう。
泡立てた生クリームも使わず、アイスクリームメーカーも、フードプロセッサーも使っていない。

氷のようにカチコチにはなっていない。
これは、冷凍する前にコーンスターチでとろみをつけ、泡立てたから。
泡立てたといっても、生クリームのようには泡立たない。
でもとろみが付くことによって、多少空気は含まれると考えた。

生クリームのように泡立たないので、舌触りは少々シャリシャリ感がある。
これはもう、制限付きだと仕方ないのかなと思う。
機械なし、生クリームや卵白なしで作ったにしては、けっこう満足できる仕上がりではないかと。

卵アレルギーの方もいることだろうから、もし興味があったら試してみたらいかがだろうか。

盛り付ける器は、あらかじめ冷やしておく

手作りアイスクリームを上手くスクープするコツは、固まった直後が一番きれいにスクープできる。
一昼夜凍らせて、カチカチになってしまった場合は、数分冷蔵庫に移しておく。
そうすると緩んできれいにできる。

又、アイスクリームを盛る器も、一緒に冷凍庫、冷蔵庫で冷やしておくと溶けにくくいいだろう。
レストランなどは、アイスクリーム、シャーベット用の器は、冷やして用意している。
ほんのちょっとの手間だが、やっみるといいと思う。